勝ちは四分をもって善しとす
戦国武将・武田信玄は
「勝ちは六分をもって善しとす」の哲学を持っていたが、相場社会では「玄人五分、素人三分」を上々とする。
五分とは、千円幅上昇した相場の五百円幅を取り切れば御の字。
衆素人筋なら三百円幅取れば無難ということ。
このなぜ「無難」かということが、経験によらないとわかってこない。
孫子兵法で「兵は勝ちやすきに勝つ」とある。
戦いは勢いだというわけだが
「戦い勝って天下善なりというは、善の善なるにあらず」
ここのところが勝ち戦の難しさである。
(注釈)孫子の兵法
ナポレオンも「孫子」を座右の書としていたが、中国革命の毛沢東も「孫子」を愛読していた。