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成長すれば複雑になる

成長すれば複雑になる

 

成長すれば複雑になり、複雑になると衰退する。

 

パーキンソンの法則である。

 

中国の言葉に

「国のまさに亡びんとするや必ずや制多し」

制度や規制が多くなるのは亡国の兆しだというのである。

 

相場界では

「情報量の増大は、でたらめさが大きくなる」

と言われる。

 

情報は量と質と、速度である。

 

量と質は因果の関係にある。

 

速度は時間の消長である。

 

物理学の世界のエントロビー。

 

これが相場の世界である。

 

[でたらめさ]

[複雑さ]

[わからなさ]

[情報の量]

 

この四つはどれか一つ大きくなると、ほかの三つも大きくなる。

 

どれか一つが小さくなれば他も小さくなるものである。

 

パーキンソンは人間社会の文明について言及したものであるが、国家も、経済も、企業組織も、あるいは相場にも言える。

 

 

 

(注釈)パーキンソンの法則

イギリスの歴史学者、経営研究者。

行政や財政の組織と運営が、非合法的な心理作用によって動かされている事実を分析した。

組織は腐敗する。

役人は常に部下の増大を希望する。

 

(注釈)国のまさに亡びんとするや必ず制多し

制とは法律である。

中国春秋時代の歴史書、左伝の言葉で、亡びかけた国というものは常に法令が多くなる。

 

(注釈)エントロビー

エントロビーは物理学や科学の熱力学で学ぶものであるが、実際には最もわかりにくい概念の一つである。

エネルギーや物質の、いわば「品質」の良し悪しの指標ともいえる。